あなたは、世界一に何年でなれますか?

講師コラム

あなたは、世界一に何年でなれますか?

運命を開くリーダーの条件 ユニクロ柳井さんサッカー岡田さん対談 2021.01.08

(致知2021年1月 p12~p21を読んで)

対談中、柳井氏の「世界一に何年でなれるんですか? 」という言葉は究極の目標を突き付けられる問いだと思った。
少なからず、リーダーを志す人には器を問われる感じでドキッとする言葉だと思う。

世界一を目指しているのではない。
それはそれでいいと思うが、少なくとも、幹部・従業員を連れていくには目標を明確に見せ、説明し、共感を得ているかは大事。
その点においては、ドキッとする言葉である。リーダーについてきてくれるのか?そこに行くため役目を果たせるなどなど。
経営者に対しての究極の質問と感じた。イーロンマスク、ジェフベゾス、マークザッカーバーグ、ならどう答えるか興味がある。

この質問は、人のスケール感を表していると思う。
たじろぐことなく、「もちろん」と答えられるか、「いつまでに」、「そのための作戦や組織、どのドメインなのか、
経営資源、その他その他…考えとおしているか?そして、現状認識とトレンドをよんでいるか」、
経営に対するすべての姿勢が透けて見えてしまう質問だと思う。

世界一になるというスケール感はわかりやすく、万人を魅了し、そこに向けて前進していく糧となるが、
同時にリーダーとしての姿勢も伴わないと諸刃の剣になることは間違いないと思う。

そのための切磋琢磨を真剣に問われる質問にはっきりと答えられる意思を持ちたいと思う。

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