渋沢栄一氏に学ぶ
渋沢栄一氏に学ぶ
わが心の名作⑥ シニフィアン共同代表 朝倉氏 「渋沢栄一 論語と算盤」
(致知2021年3月号 p45~p47を読んで)
渋沢栄一という名前と、「論語と算盤(そろばん)」というタイトルが気になったのでこの記事を読んだ。
自分は、時短のために興味があるものを評判から中身を推測し、必要かどうか?の判断をよくする。
同時に、評判を誰が言っているのかという点も重要視する。
結果、今回の朝倉氏の記事で有益な自分へのヒントがあった。
強く共感を得た点は、渋沢栄一のお金第一の拝金主義は否定するものの、利殖(つまりお金を増やすこと)について力強く肯定する点。
自分は、このことがよく腑に落ちた。道徳観がいくら高くても、行動に結びつかないのであれば、道徳を奉り、
すがりたいだけの甘えにしか聞こえない。
そして、行動に結びつかなければ、結果もわからず、考えがあっていたのかのさえわからないのではないかと危機感を覚える。
偉そうなことをいっているが、これは自分への戒めから来るところで、過去の自分の反省でもある。
いくらやりたいことがあっても、経営という場所では、お金のつじつまが合わなければ生存する事すらできない。
可能性を夢見ているだけで、自分の給料が出せない。そんな恥ずかしい時期すらあったことを思い出した。
本題に戻る。渋沢栄一の利殖の考え。お金とは「エネルギー」であり、いいも悪いもない。
よい方向にうまく使えば増えるというのが、利殖の考え。ただし、エネルギーは道具であって目的ではない。
これが、拝金主義を否定する理由。
このお金(エネルギー)を、社会課題や、世の中のアップデートに使った渋沢栄一氏に学んでいきたいと思った。