<感想文>致知2021年6月号 トップアスリートに学ぶ、物事の取り組み方

講師コラム

トップアスリートに学ぶ、物事の取り組み方

頂点の先に見えたもの 小平、伊調対談

(致知2021年6月号 p12~p21を読んで)

偉大なアスリートである二人の対談を読んで、感じ取れたことは「何を目指し、何を見ているか」という一点だ。
高い意志も、不屈の精神も、不断の努力も、結果としての成績も、「何を目指し、何を見ているか」この一本の軸で、すべてがつながってくるように感じる。

何を目指しとは、自分がどこに行きたいのか、未来の話でありビジョン。
何を見ているかは、自分がどんな状態で、どこにいるか、現在の話で現状認識。

人生を幸せに生きるには、この二つがかみ合って、進んでいくことがとても大切だと感じる。
行きたい未来は、人の評価を気にする必要はない。自分と真剣に向き合うことが必要だ。
明確に行きたい場所が決まり、そこに向かおうと決意すること。
そこから周りが見え、今を受け入れ、何をするかが自然と決まってくると思う。

16pまでで気になった言葉を抜粋するので、先ほどの視点で考えてみてほしい。
・金メダリストのまとっている、雰囲気、メンタリティを肌で感じとる。
・他の競技に一生懸命に取り組み、何かを学びとろうとしていた。自分の追求したいものがあると伝わってくる。
・すごい努力をサラッとやってしまう。
・不調な時、敗戦を重ねる中で悔しい気持ちよりも負けを潔く受け入れる自分。
 受け入れることで、やるべきことをやってきた自分を肯定する事にもつながり、さらに強くなるためのステップになる。
 そこに至る過程を自分の中で大切にしながら、課題に向き合う。
・後輩の育成に口うるさく言うけど伝わらない。指導法は、一人ひとりを見ていくことが近道と思う。
・自分の信念や目標に向かってさらっと努力を続けられるからこそ、結果を残せる。
・進むべき道は、自分が決める。
・楽しいというのは「楽」とは違う。苦、つらいことを乗り越えるとき、一生懸命に生きているなっていう感覚が楽しいと思う。
・同感。つらいこと、苦しいことも全部含めてレスリングが楽しかった。
・両親は、本物を見せて自分の頭で考えさせるということを大事にしてきた。
・進むべき道は自分自身で決める、心の芯にあるものに従って動く。

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