<感想文> 致知2021年12月号 最悪の時こそ最高である サイゼリア会長 正垣氏 「逆境」によって、あぶりだされる自分の理念

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「逆境」によって、あぶりだされる自分の理念

最悪の時こそ最高である サイゼリア会長 正垣氏

(致知2021年12月号 p22~p28を読んで)

抽象化された理念を、現状や現場に合わせて指針という切り口で非常に適切に解凍し、現実化している点で非常に説得力があり、強く人に響く言葉である。
これは、文中に何度も具体的に登場していた。

・命題 うまくいかない、思い通りにいかないのが人生→失敗が前提にある→
失敗の原因を自分の中に見る →腹落ちすれば、考え方を変える
このお話を創業当初の、立地の悪いお店→夜間営業でならず者しか来ない→客の喧嘩で火事になる→
信頼する母親に、お前にとって最高の場所だからやめちゃダメ→
立地のせいにしないでお客さんが来てくれるようにひたすらに努力するというという経験をやり遂げる。

サイゼリアの企業理念
人のため、正しく、仲良く。
人のため お客さんに喜んでもらえる→喜びは何で測るのか→客数ととらえる指針
正しく  正しい考え方で仕事をすること。自分の色眼鏡で物事をとらえない。
     皆がより幸せになることをありのままに見る目→店の中のことを数値やデータを取り、
     因果関係を探りより良い商品・サービスに落とし込む
仲良く  共に働く仲間の強みや得意分野に目を向ける、公正に評価し、心を一つにする

また、ブームに踊らされ、会社の芯を定めるためにOOはしないという考えも大いに共感を得た。
「宣伝をしない」「フランチャイズをやらない」
これらのことは、経営者の経験と考え方によって形作られていく、その会社それぞれの教訓でないかと思う。

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