君の想いは必ず実現する

講師コラム

君の想いは必ず実現する

特集 稲盛和夫に学ぶ人間学

(致知2021年4月号 p12~p23を読んで)

稲盛和夫氏のメッセ―ジとして「思い」というものが、人生においての重要なポイントということを受取り、その内容をまとめてみた。

結論:心にどのような思いを持つかで、人生は決まる。故に、良い人生を歩むには、良い思いを持ってほしい。

思いに対する視点の考察
思いについては、2つの側面がある。その2つを、エネルギーと使い方いう形で分け、解説してみる。

1.思いはエネルギー。
思いは、行動の源。思いが強ければ、行動が力強くなる。そして、芯が定まり、あきらめない。
これは、自分のことに置き換えるとおおよそ合点がいく。
「皆さんもご自身の経験において、踏ん張れるか、あきらめるか違いの差は、思いの強さではありませんか?」と問われれば、合点がいくのではないだろうか。
また、15Pの思いを持つことのエネルギーによって発展してきた人類の話と、
中段以降にある「思いつき」という言葉で表現される、直観的なエネルギーの出発点がうまくいくことなどは、
形を変えてエネルギーについて説いていると思う。

2.思いは、使い方。
稲盛氏は、思いの使い方についても14P全体、15P-16Pで説いている。要は思いを、何のために使うのか?ということだ。
思いの使い方を、自分だけのために使うのか。人を幸せにするために使うのか。前者と後者では、大きな差が生まれ、人生の行きつく先がまるで違うと言っている。
えげつないという思いをすれば、えげつない人間になり、えげつない環境を形成していく。
思いやりに満ちた思いは、思いやりにあふれた人間となり、思いやる人たちの環境をつくるという結論だ。
そして、この思いの使い方で「人柄が形成され」そのあとに、「境遇や環境が形成される」という順番を説いている。

まとめ:
自分のこととして考えると、前半部分1.思いはエネルギーの学びは、思いを強く持つことによって行動にかえること。
出発点は、考え詰めるというよりは思い付きを試してみる事が意外にうまくいくことの示唆。
2.の思いは使い方では、自分の感覚的にはなんとなくそう思っていたことを、稲盛氏やその他の成功者から幾度と形を変えて聞いていたことで今一度再認識ができた。
これを確信に変え、大事にしていきたいと思う。

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