<感想文>致知2024.02月号 特集 立志立国を読んで
特集 立志立国を読んで
(致知2024年2月号)
今回の立志立国のテーマは、「自分ともふんわりつながる言葉」ではあるのですが、大きなテーマになってしまいがちなのでなるべく自分とつなげて解釈したいと思います。
2025年から、日本は再びよみがえる兆しを見せる。2050年には列強は日本の底力を認めざるをえなくなる。この言葉に、それは厳しいと思う人が大半ではないのだろうか?
私自身は、分からないというのが正直な部分ではあるが、目の前の状況はそれとして、未来への展望は明るい心を持つようにしたいと心掛けている。「自分はダメだ、出来るはずがない」そんなイメージを抱いて未来にセットしてしまうとその未来に向けた部分がよく見えてくるのではないか。そして、キャッチしてしまうのではないかという仮説です。ちょど、ラジオの周波数を聞きたいチャンネルに合わせるような感覚ではないかと思うのです。
日本は明るい希望を取り戻す、そう未来にセットすると未来に明るい情報が入ってくる。私は文中の、高校生の人間学に向かうスタンスがその兆しではないかと思う。竹田君、西田君、帯川君の感想は、とてもピュアな感覚で純粋そのものだと思います。私にとっては、彼らの言葉はこれからの日本を盛り上げていくための明るい材料だと感じました。そして、彼らが曲がらずに育っていくために、「社会で学ぶ本当の教育」を学生のうちにプレ体験させたいという想いがあります。たとえば、学生に経営の体験、学生と経営者の立場を同じくしての交流、教員としてまた経営者として出来る範囲で体験できる場所を広げていきたいという思いがあり、取り組んでいます。
江戸から明治にかけて大きな転換がありました。そして私は、この転換になぜ成しえたか?という興味をとても持っており、色々と仮説を考えています。その中で、ポイントだと思っているものが1つ。それは、その当時の日本人は 「教育の気構えや学ぶこと」が、優れていたからではないかと思います。それに代表されるのは福沢諭吉の学問ノススメ。説いている内容に、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という有名なフレーズがありますが「平等」であるという事を謳うと同時に、学ばず努力しないものは大きな格差ができてしまう事を伝えています。そして仕事の中で色々学んでいく事は大事であると説いていることを最近になって知りました。
これらは、一般で知られている事とはまるで、真逆ではないか?こういった、大切な本質を伝える機会を学生に向け、プレ体験させることが彼らの成長の機会につながるのではないかと思っており、私ができる使命でもあると思います。