<感想文>致知2023年10月号 出逢いの人間学  

講師コラム

侍ジャパン前監督 栗山英樹 × 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺 対談を読んで

(致知2023年10月号)

今回の対談は、非常に多岐にわたる内容で深い内容のものでした。以下の5つに私は要約しました。
全体を通して言いたいことは「物事を新しく成し遂げていくための、心の持ちかた」を野球や寺の修行を通して語っていたと受け止めました。
各項目をしっかり解説すると、長くなるので自分の中でかみ砕いた受け取り方をご紹介します

1. 憧れるのをやめましょう。憧れたら超えられない。
大谷翔平の言葉。勝負に対する心構え。憧れたら超えられない。
困難な状況も超えることを前提で考えていくと、突破口を見つけ出すしチャンスもモノにする。
最初からやるつもり、勝つつもりで心が定まって挑むと、細い道が開ける。

2. プラスになるんだ!って100%信じて行動する。
自分では出来ないと思われることも、本気で信じてチャレンジすれば自分のレベルがひきあがる。
その時には否定出的な考えを捨て、面白そうだからやってみようというポジティブで楽しむ姿勢を大事にする。

3. どうしたら野球の神様に愛してもらえるか?
少しでも何か思ったなら、出来る限りの行動を起こしておかないと神様が許してくれないという言葉が印象的。
やれることをやっていないと、神様の采配もないと思います。
人事を尽くして天命を待つという言葉がぴったり。思ったことをやる。

4. 自分で決める。そのことをやり通す。
監督の仕事として決めるという役割を全うすること。決めることは、他を断つという事とつながると思います。
いろんな可能性がある中で、決める。決めないと、物事が始まっていかない。

5. 一流は、出来る出来ないではなく、やるかやらないかを大事にする。
前の「決めること」とも関連しますが、出来るからやる。できないからやらない。で考えないこと。
その考え未来に対して、道を狭くしてしまうという事を感じます。
その時点で、結果を求めたり考えたりするのではなく、やるかやらないか。
決めるときにあえていろんな条件を取っ払ってしまい、やるかやらないかを決める。

この姿勢こそが大事である。

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