<感想文>致知2023年7月号  仕事と人生に生かすドラッカーの教え

講師コラム

仕事と人生に生かすドラッカーの教えを読んで

(致知2023年7月号)
本文を読んで感じた、責任と自由という言葉。
すごく自分の中で腑に落ちる形で関係性を言語化しており、再確認をした。
また、意思決定について考察されており、
「自由に生き、責任を負うのか」「安定を求め、自由を手放すのか」の生き方の方向性について問うているように感じる。
私はもちろん、前者である。考察、気づきを共有したいと思う。

気になったキーワードから全体考察
冒頭タイトル:今の時代の組織社会は、まったく新しいことを学ぶことを求めている。
「組織」を目的意識と責任をもって利用せよ!

考察:個人が組織を使え(活用)とある点が新鮮な感覚。

一見すると、カルロスゴーンのように我のために組織を使えというイメージがわいたが、
よく読むと「目的意識」と「責任」の条件付きだ。
その意味では、ゴーンは明らかに違う。目的意識とは、言い換えると「何のために」という大義名分。
その大義名分は、「我」のためではそこに関わる人は力が出ない。
大義は誰かの為であり、そのビジョンに志を同じくする人がついていく。
後半の条件「責任」についてこれも、範囲の広い言葉で誤解を招きそうと思った。
メディアでいうところの責任というとペナルティ・落とし前的な印象、
また~しなければいけないという義務も連想させることが多いと思う。
ここでは、責任について簡単に言うと「自分の意志で決めて、結果を受け入れる」という意味だと思った。
その意味で、組織という能力を何のために、どう在りたいかという大義名分をもって使い、
自分の意識で決めて、結果を受け止めるが必要だと説いている。

そして、重要なことが1つ。
組織を使って成長するために「自分がどのような貢献ができるか」を考えるのが、自由への扉を開くとある。
私自らが、組織に対して自ら果たすべき貢献は?と自分自身でブレイクダウン考えたものがあるので聞いてほしい。

Q:私が自ら、会社に対して果たすべき貢献は何か?
A:売上・そして利益
Q:売上、利益を上げるためには?
A:〇顧客となる人への貢献(喜んでくれる)
  △顧客とならない人への貢献(つらい)
Q:顧客は、なぜ喜んでくれるのか?
A:人によって違うが、共通点・パターンがあり、それは私の提供する何かと紐づいていることが多い。
顧客と対面できる場合は、相手から感じ取れ、聞けば答えてくれる。
Q:提供する何かとは?
A:相手のコンテキストに合わせた、コンテンツの提供や、なければ企画・制作と思う。
コンテキストとはその人の周辺環境全てであり、その人の歩む方向性が大きい。

自分ができる貢献をもって、組織を使い、新しく学びを得ている現状はとてもありがたいと思っている。

関連記事一覧