<感想文>リーダーになる人に知っておいてほしいこと 松下幸之助

講師コラム

リーダーになる人に知っておいてほしいこと

松下幸之助

(読書会)

いくつもの章があり、大事なことはたくさんあるがまずは自分に必要なこと1つに絞り感想を述べたいと思う。

1.言い出しべえになる  2部4章-41 107P
物事を変えるにはきっかけがいる。
「~をやるべきだ」「~をやりたい」と言葉にする。その心が道を開く。
想いを言葉にすると、志ある人たちがつながって大きな動きになる。

解釈と考察
物事を変えるにはきっかけがいる。
物事のとらえ方=ものごととは自分を含む形で、何らかの目的を持った働きの拡大していく循環ととらえた。
例えば、話の主人公が「ラーメン屋をやるべきだ」「ラーメン屋をやりたい」と思ったら、それを言葉にしてそれによって変化が起こっていく。
友達がそれを聞き、美味しいところに食べに行こうといい、生涯忘れない感激する味に出会い、それがきっかけで修業することがあるかもしれない。でも、黙っていたら「そんなこと全然知らなかった」と友達は知るすべがなかっただろう。ちょっとしたことできっかけを失っているかもしれない。

そして、「やるべきだ」「やりたい」には、違いがあるように思う。例えば「自分が、ラーメン屋をやるべきだ」という人と、「自分がラーメン屋をやりたい」という人には違いが大きくある。やるべきと思う人には強い意志を感じるし、その背景があるに違いない。やりたいと思う人には願望や可能性が強いように感じる。

やるべきことがわかっていればすぐ始めたほうがいいし、おそらく言葉にしているだろう。それは、本人の才能や、やりがい・生きがいに根ざしたとても強いものと思う。きっかけ充分、物事が回り始め、拡大循環(よい循環)に入っていくのではないかと思う。

でも、多くの人は「自分のやるべきこと」に即答できる人は少ないし、まずは「やりたい」を口に出して、きっかけをいただく。やりたいといった目的の拡大循環がなければ、ひとまずそれはそれで受け入れ、少しづつ「やるべき」事に近づいていくのが良いのではないかと思う。

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