<感想文>致知2021年5月号 腹を決めることで、実現してくること

講師コラム

腹を決めることで、実現してくること

想像=創造 思いは必ず形にできる 一條氏

(致知2021年5月号 p36~p40を読んで)

老舗旅館に生まれ、ただただレールに従って家業を継ぐというコースではなく、
一度外に出て修業してから家業を継ぐという生き方について多くの感性的な共感を得た。
年もちょうど10年先輩で、実家に帰った年も年齢でいえば同じころだ。
一條氏は家業を受け継ぐことは、幼少より決意していたと思う。
しかし、そのまま親元で学ぶという事が果たして良いことなのか?と葛藤があり、
あえて親の援助がない環境で修練したという部分もご自身の自立心があったのではないかと思う。
そして、父の経営危機で親元に戻り、移行する手はずを整えるも、父が借金を苦に自ら命を絶ってしまう。
そこからの経営は相当な修羅場であっただろう。

絶望という状況でも、自らの力で歩む姿。
そして何より、一條氏の奥様も仕事の方向性を理解し、一緒に挫けることなく歩む姿に目頭が熱くなった。
苦境でも自分たちの提供できるサービスに真摯に向き合うこと。
雇用を守りながらブレる事ない信念を見習いたい。

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